温冷配膳車導入 | お知らせ|社会福祉法人 以和貴会

以和貴会からのお知らせ

温冷配膳車導入

更新日:2018/07/23

秋刀魚に、栗に、きのこ・・秋茄子・梨・新米と美味しい物であふれる季節を迎え、ゆらくの里厨房は今日も、ご利用者の食欲を満たすため活気にあふれています。

365日休む間もなく、日夜稼働している厨房ですが7/16~23の8日間、開所以来初めて長期に渡り調理作業を停止させて頂きました。その折には、ご利用者をはじめ職員の方々に多大なご迷惑とご不便をお掛けし、申し訳ございませんでした。そして、ご理解と臨機応変なご協力い頂きました事、この場をお借りし感謝と御礼申し上げます。

8日間におよぶ厨房作業停止は、温冷配膳車導入に伴う工事の為でした。いつも「何食べたい?」と聞くと「あったかいもん食べたいなあ」と答えてくださるご利用者がおられます。これは一人の方だけでなく皆の願いだと受け止めています。

この願いに応えるべく、長年使用していた温蔵庫の不具合と配膳棚の老朽化、人員不足、寄付金申請、施設や理事会の方々のご理解など、全てのタイミングが重なり、温冷配膳車導入へと繋がりました。

「あったかいもんは温かく、冷たいもんは冷たく」

お料理の温度は、美味しいと感じる重要な要素の一つであり、料理を提供する側の基本的配慮の一つであり、愛だと考えます。夏の暑い日に食べる冷たいそうめん、寒い日に食べる温かいおでん、ご利用者がご家庭で召し上がっておられたお料理は、当たり前のように適温でお料理が並べられ、ご家族の愛が添えられていたことと思います。

しかしながら、給食ではこの当たり前の適温料理の提供が、とても難しいのです。例えば、おでん一皿にじゃが芋・卵・こんにゃく・竹輪・厚揚げと5品の盛合せを80人分盛り付けるのに、1品15分×5品で最短でも1時間15分以上の時間が必要です。その間、副菜やお茶の準備をしていると冬の寒い厨房では、あっという間に冷えてしまします。それをまた、温蔵庫に入れる作業に時間がかかり、やっと温蔵庫内で温かくなり始めた頃、また出して一人一人のお盆に乗せる作業が始まります。

お盆に乗せるのも、ご飯を盛る作業と同時進行では、また温度が下がってしまいます。それでも、すぐに召し上がって頂ければまだ、ほんのり温かいかもしれませんが、最後の方で食べに来られた方は、冷たく冷えたおでんを召し上がって頂くのは、止むを得ませんでした。

このように、温蔵庫を駆使しながら提供させて頂いていたのですが、機材に不具合が出始め、老朽化により、いつ何時故障するか分からない状況でした。

そんな中、以前よりお願いしていた寄付金申請が受理され、それを追い風に一気に温冷配膳車の導入が具体化して行きました。(※本誌12pに掲載)

まず、何処に置くか、今ある配膳棚はどうするのか、保健所の指導に適応できるのか、工事の期間の給食は?お茶は?コーヒーは?食器は洗えるの?それを周知・協力してもらうには、どうすれば?などなど課題は山積みでしたが、『あったかいもん食べたい』思いに応えたい気持ちは、厨房も支援スタッフも皆共通でしたから、知恵を出し合い、協力しながら工事期間中もその後も、どうにか乗り切ることが出来ました。

 

温冷配膳車導入後の厨房内作業も、使い始めた頃より、ずいぶん効率化され機能を活かせてきたと感じています。

そして嬉しい報告も受けています。今までご飯を食べるのを嫌がられていたご利用者が、温かいご飯になってからは、嫌がることなくスムーズに召し上がって下さっていると聞きました。今までのご飯は、やっぱり冷めていて美味しくなかったでしょう・・・。ほかほかの温かいご飯を召し上がる姿に、改めて適温提供の大切さを教えて頂きました。

 

最後になりましたが今回、マンパワーでは限界があった給食提供にご理解頂き、思い切って高額機材の導入に踏み切って下さった事、感謝いたします。また、その皆さんの想いや願いを、毎日実現できることに喜びを感じています。

これからも、『あったかいもんは温かく、冷たいもんは冷たく』を胸に、厨房一同更なる努力を続けて行く所存です。今後とも、宜しくお願い致します。

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